『吞み込まれた男』を読んでいる。
本文は約230ページほど。
このくらいの本って、他の人ならどのくらいの時間が読み終えるんだろう?
もしかして、1日もかからない?
数時間で読み終えたりするもの?
読書が苦手な人間は、そんなことを考えながら読んでますよ。
えぇ、余計な考えです。
さて、本日は第八章。
巨大な魚の腹の中で暮らすジュゼッペは、色々な物に絵を描いたり彫刻を作ったりしていたけれど、今度は物語を描き始める。
全く違うタイプの兄弟のお話。
マッシモは体が大きくてガサツで、いつも両親の愛情を求めていた。
オットーは無口で白いすべすべした肌をした、陶器の弟。
オットーは両親の自慢の息子で、大事にマントルピースの上に飾られてた。
ん? マントルピース?
それってなんぞや?
ネットで調べてみる。
どうやら小物なんかを飾れるような装飾がある暖炉のことみたい。
オットーはその上に飾られた。
そうして来客があればお披露目をして、みんなが素敵だって感想を口にする。
ガサツなマッシモは陶器の弟を壊したら大変と、この部屋に入ることを禁止されてしまう。
常に愛情に飢えていて足りるを知らない兄は弟に会えず、両親からの愛情も次第に減っていった。
ジュゼッペは途中までこの話を描いて『つまらん話だ!』と吐き捨てる。
彼のどんな心境が、この物語を生んだんだろうね?
さて、今日の読書はここまで!