木の陰に自分の影が紛れ、立ち止まる。
まるで木の陰から覗いてるみたい。
私の輪郭は木の一部になってしまった。
これがなんとも心地よいと思う。
その昔、私は私という存在を鮮明にさせたかった。
揺るがず、何にも混ざらず、自分は自分だと言える人間になりたかった。
今は何かにちょっと紛れるぐらいが心地いい。
こんな風に木の陰に身を潜ませ、明るい場所を眺めるくらいが丁度いい。
明るすぎる場所は、体に堪えるお年頃だわ(笑)
――そんなことを思った歯医者帰り。
木の陰に自分の影が紛れ、立ち止まる。
まるで木の陰から覗いてるみたい。
私の輪郭は木の一部になってしまった。
これがなんとも心地よいと思う。
その昔、私は私という存在を鮮明にさせたかった。
揺るがず、何にも混ざらず、自分は自分だと言える人間になりたかった。
今は何かにちょっと紛れるぐらいが心地いい。
こんな風に木の陰に身を潜ませ、明るい場所を眺めるくらいが丁度いい。
明るすぎる場所は、体に堪えるお年頃だわ(笑)
――そんなことを思った歯医者帰り。