うん、まだ「呑み込まれた男」を読んでるよ。
第5章まで読んだので、今日は第6章を読んだ。
たった5ページの、とってもとっても短い章。
それまでに缶パンで粘土を作ってピノキオを再現してみたり、海藻でてっぺんが寂しい頭にかつらを作ったりしてたジュゼッペ。
しかし蝋燭は残り3箱となり、日記を書くためにインクも残りがわずかとなる。
何とか魚の腹から脱出を試みるも失敗。
もうね、絶望ですよ。
第5章では自分の住処である難破船の一部を壊してピノキオを作ってみるのですが、それがとっても不気味で。
眠りから目覚めると、その人形は消えてるわけですよ。
またピノキオのように生きた人形を作れたのかと思うのですが、ソイツは暗闇の中で時々現れてはジュゼッペを嘲笑う。
果たしてその人形を自分は本当に作ったのか分からなくなるジュゼッペ。
第6章の終わり辺りで『メメント・モリ』という言葉が出てきます。
『メメント・モリ』という言葉は『死を忘れるな』という意味らしいですね。
いやぁ、追いつめられております。
果たしてジュゼッペは魚の腹から出られるのか?
ピノキオとの再会はできるのか?