さて、読書が苦手なんだけど少しでも本に触れようと毎日ちょっとずつ本を読んでます。
うん、まだ読んでるよ?
それが何か?
読むペースが遅いとか、そんなの関係ねぇ!
まずは月に本を読むのが0冊だったのを、1冊にすることから始めるんだ!!
つーことで、続きを読む。
今日は第9章。
ジュゼッペは長く長く伸びた髭の中に小さなカニを飼っていた。
そうそう、ジュゼッペは髭を切ったり剃ったりすることはなかった。
巨大な魚の腹の中じゃ、今が朝か夜か分からないからね。
どのくらいの時が流れているのか分からない。
でも、髭が伸びた分だけ、時間は確実に流れている。
髭時計、なんだそうだ。
で、その髭を住処にしていたカニが亡くなってしまった。
生の気配が消えて、また独りぼっちになったジュゼッペ。
彼は再び陶器でできた息子の物語を描く。
客室で飾られていたオットーは何故かどんどん大きくなり、あっちこっちに取っ手が生え始めて屋根裏部屋に移されてしまう。
親は歪にな子を隠したがる。
なんとなく、ジュゼッペがそんな思いを抱いているのかな?なんて。
父親が望む息子になれなかったジュゼッペ。
成長するにつれて外見が歪になっていくオットー。