病気になると今まで当然で当たり前と思っていたことが、実はそうじゃなかったって嫌というほど思い知らされる。
私は乳がん再発治療中なので、色々な方の闘病ブログをよく拝読させて頂く。
すると時々、「前のことが当たり前に出来る日常はとても幸せなことで、それに気付かせてくれた病気に感謝する」といったニュアンスの言葉を目にする。
その度に、自分の小物感に自己嫌悪している。
どうにも、病気に感謝する極地まで至れない。
確かに病気になって有難みを感じることは、沢山ありました。
それまで健康診断は常に良好、病院のお世話になるのは数年に一度くらいという健康な自分の体は宝だったんだよね。
なんでもっと労わってやらなかったんだろう。
健康って、それだけで財産。
だって病気すると、もの凄いお金使うんだもの(笑)
そのお陰で健康保険の仕組みがとっても優秀だと気付いて、貧乏人である私でも高額な抗がん剤治療を受けられ、今も生きられてる。
それと病気になって、年金の重要性にも気付けた。
ついつい『どうせ年金を支払っても、私達が貰うのはそうとう後なんでしょ? 貰えるかどうかも分からないんでしょ?』っていう老齢年金のことばかり頭に浮かんじゃうけど、それよりも病気や怪我で障害が残った時に支給される障害年金も重要だよね。
そういった事を病気になって初めて気付けたり、恩恵を受けたりしてるけど、でも失う方が沢山なので(笑)、まだまだ病気に感謝はできないなぁ……
「ガン患者だから」って出来ない事を数える自分を捨てて、出来る事だけ考える自分になりたいなぁ。
それも人生後半戦に突入するまでの課題だね。
それと同時に身の回りも軽するための処分品、4個目。
ずーっと昔に行ったディズニーランドで買ったクッキーの缶。
この古き良き映画のワンシーンみたいな二人が可愛くて、缶目当てで買いました。
セピア写真みたいで素敵なんだけど、何を入れるか迷ってクローゼットにしまったままになってるので処分します。
この頃みたいにディズニーリゾートへ遊びに行けるようになるのは、どれくらい先になるんだろう?
今の完全予約なディズニーリゾートもとってもレアだから行きたいけど、抽選に当たる気が全くしないわ。